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メンタル不調のタイプ

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メンタル不調の種類

日本人は勤勉というイメージがありますが、昨今は不況に伴う長時間労働などで、個々の労働者に対する負担が増加しています。その結果、うつ病を発症するなど、メンタルヘルスに不調を来す人が増加しています。とりわけ、うつ病患者は年々増加しています。一般的なうつ病の症状は、抑うつ気分が続いたり、趣味などへの興味がなくなったりすることが基本的な症状です。また、焦燥感に駆られたり、逆に思考制止したりして、考えや解決策が浮かばなくなり、無口になります。また、自責の念が強くなったり、悲観的な思考に陥ったりしますが、通常では考えられない病的なほどに激しくなります。これに対して、このうつ状態があるだけでなく、時に異常に気分が高揚して、通常では考えられない行動をとる躁状態の症状が現われるパターンの双極性うつ病があります。躁状態に陥ると、仕事や金銭的に大変な支障を来す場合があります。また、一日中気分がすぐれない、軽度の抑うつ症状が2年以上の長期にわたって続く、気分変調性障害です。抑うつ気分や食欲不振、倦怠感、集中力の欠如など、一般的に言われるうつ病と非常に似ています。症状が軽いため、見過ごしやすい面もありますが、きちんと治療をしないと症状が重くなってしまいます。これらを合わせたものが、非定型うつ病です。この病気の患者が増加傾向にあります。その症状そのものが比較的軽度であるため、本人や周囲の人間が認識しにくい病気です。浮き沈みが激しい人、気まぐれな人と考えられて、病気であることがわからないままに人間関係が崩壊してしまうこともあります。最近では、仮面うつ病といわれるタイプの病気もあります。精神面では、抑うつ気分などはないのに、何となく体調が優れないという、不定愁訴が特徴です。体調が悪いのに、病院で検査をしても、何の異常が見つからない病気です。疲労感や食欲不振、めまい、耳鳴り、頭痛、腰痛などが主な症状ですがこれらの専門医の診察を受けて、対症的な治療で終わり、病状が悪化してしまいます。退行期、すなわち仕事も定年退職して、少しずつ加齢による体調不良も出てくる高齢者に見られる病気もあります。抑うつ気分に、体調不良も重なって、引き起こされます。このほかにも、新型うつ病と呼ばれる病気もあります。趣味をやっているときや遊んでいるときは何でもないのに、いざ仕事をすると途端に抑うつ気分が現われたり、体調が悪くなったりします。さらに、人といるときは常にニコニコしていてとても体調が悪いとは考えられないのに、一人になると抑うつ気分に襲われたりする、ほほえみうつ病というものもあります。脳の病気であり、そのパターンも千差万別ですので、治療方法も様々に異なります。治療薬も改善されていますが、治療方法が完全に確立しているものではありませんので、オーダーメード的な治療が必要です。そのためには、専門医の診察を受けて、症状にあった投薬治療を行ってもらうことが必要です。最近は、メンタルヘルスに対する社会の認識や理解も深まっています。自分で変調を感じたり、他人からアドバイスを受けたりしたときは、専門医の診察をうけることが重要です。